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高い審美性を要求される上顎前歯のインプラント治療(途中経過)
1,インプラント埋入前
左上1番(黄色い矢印)は歯周病で保存が不可能となりました。画像
だけ見ても周囲の歯茎の色や形状は全く問題なく見えます。しかしCT
で精査すると外側の骨が約半分吸収し歯の根の状況も好ましいもので
はなく、治療後の治療の方法をご相談した結果インプラントで治療を
行うことなりました。インプラント治療においてかれこれ30年近く関
わってきましたが、その間さまざまな治療の進歩がありました。この
ように上顎前歯という審美性が高く要求される部位においては、他の
部位のインプラント治療よりも、より一層繊細な手技が要求されるも
のです。いかにインプラント後の腫れや痛みを軽減するように抜歯の
方法、審美性の優れた被せ物を製作できるためのインプラントの埋入
ポジション、さらには患者様の治療期間中のQOLをなるべく下げない
ような周囲の歯と形状や色がマッチする仮歯などが大切です。
2、抜歯とインプラント埋入
3、仮歯の装着
2か月待ってからセラミックの被せ物を製作する予定です。