インプラント治療をして15年ぶりに来院された患者様のインプラント周囲の骨が大きく吸収をしていた症例

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インプラント治療をして15年ぶりに来院された患者様のインプラント周囲の骨が大きく吸収をしていた症例

2010年右下奥歯に2本インプラントを埋入した患者様から15年ぶりに

お電話を頂きました。この間近所のクリニックに口腔清掃に通ってい

たそうですが、最近インプラントの周りに歯茎が腫れてきたので近

所のクリニックに行ったところ、後ろに歯が原因という診断を受けま

したがやはり気になるので、15年ぶりに当クリニックに来院されまし

た。早速CTを撮影したところ2本のインプラントのうち、後ろのイン

プラントに大きく骨吸収がでていました(黄色い丸印)。このように

なるとどのような処置があるかというと、1つは吸収した骨に人工骨

を補填する方法です。もう一つはインプラントを撤去した後、必要

であれば再度インプラントを埋入を行う方法です。どちらにしても

メンテナンスを当クリニックに来ていただけてたら、回避できていた

だろうと思い残念に思いました。様々なご事情でメンテナンスのため

受診できないこともあるとは思いますが、メンテナンスの重要性を

感じます。インプラント周囲炎に対してはなるべく早く対応すること

が重要です。

 

2010年 インプラント埋入直後のレントゲン画像

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2025年 大きく骨が吸収しています。(黄色い矢印)

どこのクリニックでもインプラント周囲炎をきちんと対応してくれると

は限りません。そのドクターの経験、技量には大きな差があります。

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