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インプラントで大きなブリッジを装着する場合には、完成時と全く同じ形状の仮歯を口腔内に入れて数日間使用していただきます
上顎の奥歯が左右失ったため当初は奥歯にだけインプラントの予定で
したが、前歯は動揺し反対咬合になっていますので前歯も同時に治療
することになり、4本のインプラントを埋入し10歯つながったインプ
ラントブリッジを装着する治療計画としました。このように上顎また
は下顎のみ、または上下顎のすべての歯を抜歯しインプラントブリッ
ジを装着する場合にはプロビジョナルという本物の被せ物と全く同じ
形態で非常に精度の高い仮歯を装着します。そしてこの仮歯を使い
かみ合わせ、発音、唇の膨らみ具合、鼻唇溝の形、さらには歯間ブラ
シ、フロス、タフトブラシさらにはフロスやスーパーフロスを使い
磨きにくい部位はあるかなどを数日~数週間使用し確認していただ
き、最終確認を終えてからジルコニアセラミックで製作した被せ物
が出来上がります。この作業を行なうことで、より患者様に満足して
いただける被せ物を製作することができるのです。
1、インプラント治療前
2、プロビジョナルを装着した口腔内
プロビジョナルとは高精度のプラスティックでできた仮歯を指し
ます。ジルコニアで製作する被せ物と形状は全く同じで、これを
口腔内に装着し、発音、嚥下、清掃のしやすさなどを最終確認す
るものです。