上顎すべての歯を失った場合、固定式(ブリッジ)で治療を行う基本的な被せ物の形とは?

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上顎すべての歯を失った場合、固定式(ブリッジ)で治療を行う基本的な被せ物の形とは?

上顎総義歯の患者様がインプラントでブリッジを入れたいという理由

で来院されました。骨の状態はインプラントが埋入できる状況です。

患者様は12歯、歯が欲しいという希望です。顎の大きさからみればこ

れは適切と思います。12歯入れるには何本必要でしょうか?インプラ

ントは6本から8本でいいと思います。ただ6本では12歯すべてつなが

った被せ物になります。これは一番治療費はかかりませんが、メンテ

ナンスを考えると不安が残ります。万が一インプラントに炎症が生じ

たり、被せ物が破折した場合などは、被せ物を預かり修理が必要とな

りますので、1か所の不具合がすべての被せ物に影響を及ぼします。

そこで現在ではもう1本インプラントを追加して7本とします。追加部

位は前歯です。それにより前歯のブリッジ、右上奥歯のブリ、そして

左上奥歯のブリッジと3つのブリッジに分けることができます。その

ために何か不具合があってもその部分を含むブリッジだけで対応する

ことができます。この3つに分けた被せ物の形を「セグメント」を言

います。

 

 

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赤い矢印の部分でブリッジは分かれています。できるだけリスクを軽減

する構造です。

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