左右の奥3歯しか噛んでいない患者様にインプラントを埋入し、嚙み合わせを安定させた症例

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左右の奥3歯しか噛んでいない患者様にインプラントを埋入し、嚙み合わせを安定させた症例

1、インプラント埋入前

上下入れ歯をされている患者様です。上の前歯にインプラントを入れ

てほしいとご相談に来られました。診察を行うと赤い丸印の部分だけ

しか上下の歯が噛んでいません。このような場合には上の前歯だけイ

ンプラントを埋入しても長い間良好な結果を得るとは限りません。つ

まり奥歯に歯がないからです。お口の中を安定させるにはしっかりし

た奥歯が必要です。そのために上の前歯だけでなく左右の下の奥歯に

もインプランを埋入することにしました。このような場合前歯を先に

治療したいとご希望する患者様も多いのですが、前歯ではなく奥歯を

先に治療を行います。奥歯が安定すれば前歯のインプラントブリッジ

も製作しやすいのです。同時に患者様も咬み合わせが安定しますので

ご自身でもかみ合わせを確認しやすくなります。このような咬み合わ

せの状態をすれ違い咬合といいます。入れ歯で対応するのは困難で、

満足に食事をとったりすることはほぼできませんし、徐々に歯を失う

ことになります。

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2、上の前歯のインプラントブリッジを装着

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