歯に根の先端に大きく化膿している場合はこのような切開方法をします。

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歯に根の先端に大きく化膿している場合はこのような切開方法をします。

1、インプラント埋入前

黄色い矢印の2本の歯の根の先端におおきな膿の塊があることがCT撮

影で確認できました。一見するととてもきれいな歯茎のように見えま

す。2本の差し歯の付け根の歯が歯根破折を起こし、再治療して差し

歯に戻すことは不可能と判断しました。患者様は抜歯後はインプラン

トを希望されました。ではどのように治療を進めるべきでしょうか?

通常はまずは抜歯です。抜歯して人工骨を足して親指大の膿ですので

8か月から12か月は待ってからインプラントという治療計画ですが、

当クリニックは見ていただくように抜歯と同時に膿を除去し人工骨を

入れて同時にインプラントを2本埋入しました。インプラントの周囲

に骨の再生がチタンインプラントより早いHAインプラントを選択し、

顎の骨の欠損状況から失った骨は自己再生する欠損形態と判断し、

非吸収性人工骨より感染のリスクの低い吸収性人工骨を選択しまし

た。インプラントも埋入位置も骨が自然治癒しやすいような位置(3

壁性骨欠損)に埋入できました。今回の症例では非常に大きな膿で

したので、膿の取り残しがないように頬側の歯茎を切開しました。

画像だけ見ると術後脹れや痛みを心配されると思いますが、意外と

楽と患者様はお話してくれます。

 

 

  • 歯に根の先端に大きく化膿している場合はこのような切開方法をします。

2、インプラント埋入後

2本のインプラントが欠損している頬側の2つの穴から確認できます。

  • 歯に根の先端に大きく化膿している場合はこのような切開方法をします。