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上顎無歯顎の患者様にインプラント4本を使い10歯つながった固定式のかぶせ物を装着した症例
上顎無歯顎の患者様にインプラント4本を使い10歯つながったブリッ
ジを装着した症例です。インプラントのかぶせ物は基本的には接着剤
であるセメントは使用せず、ネジで固定する方法がとられています。
その理由としてはそのセメントが歯茎の中に残ってしまうと、歯石と
同じ事になりインプラント周囲の骨が吸収を起こすインプラント周囲
炎の原因の一つになることが分かったことやセメントを使用しないほ
うがより精密なかぶせ物を制作できることなどから、ネジで固定する
方法がスタンダードとなっています。ただ1本のインプラントであれ
ば問題はないのですが、2本以上のインプラントを用いてブリッジを
装着する症例においては、埋入する骨の厚みや神経までの距離さらに
は残存する周囲の歯の向きなどにより埋入するインプラント同士の平
向をとることが困難な場合がでてきます。まして大きなブリッジにな
れば難易度はあがります。その場合には従来の通りにセメント固定す
る治療方法となります。ただセメントで固定しても一番大事なのは、
患者様のセルフケアと定期的にメンテナンスを受診することが大切で
す。
4本のインプラント同士の平行が取れなかったので、それぞれのインプ
ラントにアバットを装着し平行を整えました。
インプラント治療相談時は保険負担金がかかります。
治療費用
インプラント 1本 35万円+税
ダミー 1本 15万円+税
仮歯 1本 2万円+税
合計 250万円+税
治療期間 10か月




































