上顎奥歯骨の厚みが2ミリ以下の部位にインプラントを埋入したレントゲン画像

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上顎奥歯骨の厚みが2ミリ以下の部位にインプラントを埋入したレントゲン画像

今年初めてのブログです。昨年末に「上顎奥歯に骨が薄くてインプラ

ントを埋入したくてもできない場合には、骨を前もって填入しなくて

も、大丈夫ですよ」という内容のブログをのせたと思います。どなた

でも少しでも歯を残したいので、上顎奥歯が歯周病や虫歯になり保存

できませんと診断を受けても、なかなか抜歯を決断することはできな

い場合が多いと思います。そのためその歯の周囲の骨は徐々に吸収し

ていきます。でもそれは歯茎の中で起きていることなので、患者様は

ご自身で見てもわかりません。そしてついに抜歯になり、入れ歯は嫌

だからインプラントを希望しても骨がないから、インプラントは無理

ですとか骨を前もって作ることが必要ですと診断され、ソケットリフ

トやサイナスリフトという方法で人工骨を使い骨を作ろうとしても、

必ず成功しません。上顎洞粘膜が破れ人工骨が上顎洞内に飛散し急性

上顎洞炎をおこしたり、インプラントが感染し撤去になったりしま

す。当クリニックでも同じような症例を非常に少ないですが経験して

います。でもそうなった患者様に対しては大変ご迷惑をおかけしま

います。そして最近出てきたのがエクストラワイドタイプのショート

インプラントです。最大径は8ミリです。通常のインプラント径は4ミ

リです。たった4ミリと思われるかもしれませんが、実際の口腔内で

はこの4ミリは非常に大きなアドバンテージがあります。これにより

人工骨を使用せず骨は2ミリ以下でもインプラントを埋入できます。

では人工骨を使わなくても骨がどうしてできるのですか?と疑問がわ

いてくると思いますが、答えはできます。これはどなたでも持ってい

る体の仕組みの一つです。このシステムは以前から解明されていまし

たが、インプラントの形状が大きく改良されたことで、このシステム

を十二分に利用することができるようになりました。このエクストラ

ワイドのショートインプラントにより、人工骨を使用することはあり

ませんので、短時間で低侵襲なインプラント治療を行うことができま

す。

 

  • 上顎奥歯骨の厚みが2ミリ以下の部位にインプラントを埋入したレントゲン画像

黄色い丸印がエクストラワイドのショートインプラントです。骨の厚み

は2ミリ。他の部位に埋入しているインプラントとは形状が全く異なり

ます。人工骨は一切使用していません。