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保険適応で製作したインプラントオーバーデンチャーには義歯が破折しやすい
上顎無歯顎の患者様に左右2本ずつ合計4本のインプラントを埋入し
保険適応のインプラントオーバーデンチャーを装着しました。インプ
ラントオーバーデンチャーは保険適応でも保険外(自費)でも製作は
できます。それぞれ長所、短所があります。まずは保険適応の入れ歯
では、長所として費用が抑えられる、軽い、調整がしやすい、短所と
しては破折しやすいことです。逆に保険外(自費)では長所は一部分
金属を使用してありますので破折は99%ありません。つまり丈夫です
。短所としては保険適応の義歯と比較して費用がかかる。調整する
場合いったん義歯を技工所に戻す必要があり、時間がかかることがあ
ります。インプラントオーバーデンチャーを装着後のトラブルには、
保険適応の義歯の破折が一番多いです。インプラントで義歯が固定さ
れますので、それによりインプラントの埋入部分を支点にして義歯が
破折するリスクが高くなります。破折を繰り返すと徐々にほかの部分
にも影響が生じてきます。例えば埋入したインプラントに過度な力が
加わったり、かみ合わせがズレてきます。保険の入れ歯は装着後6か
月経過しますと新しい義歯を保険で製作することができます。一度
破折すると強度が落ちるために同じ部分が再度破折しやすくなります
。そのために保険適応の入れ歯を装着希望の患者様のリスクをご理解
して装着していただいています。そのために埋入したインプラントに
様々な負担をかけないようにするためにも保険外の入れ歯を装着され
たほうが費用はかかりますが、快適に過ごすことができると思います
。ただはじめて総入れ歯を入れる方にとっては、入れ歯に馴染む期間
が必要で、患者様によっては入れ歯の大きさや厚みの調整に時間がか
かることがありますので、初めて自費の入れ歯を装着される患者様に
は時間がかかりますが、一度保険の入れ歯をいれていただき入れ歯に
なじんだ後、その入れ歯の大きさや厚みに合わせた自費の入れ歯を
作る方法もあります。
保険適応で入れ歯を装着しました。赤い丸印の部分にはインプラントが
あり、そこを支点にして義歯が破折しやすくなります。右側2か所は
インプラントが透けて見えています。入れ歯を厚くすればいいのでは?
と思われるかもしれませんが、厚くすると入れ歯の違和感が大きくなり
滑舌等にも影響がでてきます。



































