インプラントによくある質問23「下顎に骨が足りないので、骨を作ってからインプラントを埋入するといわれましたがどうなのでしょうか?」

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インプラントによくある質問23「下顎に骨が足りないので、骨を作ってからインプラントを埋入するといわれましたがどうなのでしょうか?」

今回のテーマは

下顎に骨が足りないので、

骨を作ってからインプラントを埋入すると

いわれましたがどうなのでしょうか?」です。

先日

セカンドオピニオンでインプラント相談を

来られた患者様からご質問をいただきました。

骨がないところに

前もって骨を作ってから

インプラントを埋入するのは

1、作った骨はいずれ吸収するリスクがあります。

2、この処置はGBR(骨誘導再生療法)といいまして

  術後痛みや腫れが大きく長引く可能性があります。

3、使用する人工骨は非吸収性人工骨で感染すると

  一気に炎症が広まるリスクがあります。

4、この治療方法は治療期間が長くなりますので 

  治療費も高くなります。

5、骨の欠損状況や部位によっては治療は難しく

  必ず骨が再生するとは限りません。

 

以上な理由により

当クリニックではこの方法は扱っていません

患者様の術後の侵襲が大きいからです。

インプラントは

人工的に作った骨の中に

埋入するのではなく

ご自身の骨の中に埋入することが

重要です。

そのため

骨の硬さや形状に合わせて

インプラントを選択し

できるだけGBRは避けたほうが

いいと思います。