記事タイトル
骨が薄い上の奥歯に骨を足すことはせずショートインプラントでインプラントブリッジを装着した症例
上の奥歯の骨が薄い場合の
インプラント埋入は
難症例の一つです
具体的には
10ミリのインプラントを埋入するのに
骨の厚みは3ミリとしますと
7ミリ骨が不足しています
その不足分を
副鼻腔内に
人工骨を充填するのですが
１、人工骨を思い通りに充填することが難しい
２、骨が柔らかい部位のため
インプラントと骨との結合に時間がかかる
３、人工骨が感染すると急性副鼻腔炎になるリスクが高くなる
４、清掃が難しくインプラントが感染するリスクが他の部位より高い
５、手術中、術者が手術野を直視しにくい位のため
インプラントの埋入が難しい
等あります
そこで
１、なるべく副鼻腔内にはインプラントを入れない
２、人工骨の使用を極力避ける
ために
長さ8ミリ以下のショートインプラントを使用します
長さは短くても
太さは最大8ミリあり
薄くて柔らかい部位であっても
通常のインプラントに比べても
緩みが少なくしっかりと
インプラントを埋入できることが利点です
