記事タイトル
歯茎の外側が腫れている歯根破折の部分に、抜歯後ただちにインプラントを埋入し、即時負荷を行た症例
１、インプラント埋入前
左上奥歯が歯根破折を起こし、歯茎の外側の歯茎が腫れていま
す。患者様は10年近くインプラントのメンテナンスに来院 され
ています。かなり遠方から来院されているため、なるべく治療期
間と来院回数を減らしたいと希望があります。治療方法としては
今回もインプラントをお願いしたいということで、治療計画を
立てました。
2、抜歯と即時負荷
局所麻酔を施し、抜歯予定歯を抜歯します。歯の根が折れているため
折れている部分の周りの骨は大きく吸収していました。従来のインプ
ラントでは、抜歯後ただちにインプラントを埋入することは、禁忌
でしたが、今ではインプラントの形状や材料の進化により、
抜歯即時埋入や即時負荷ができるようになり、患者様への負担は
軽減されてきています。
３，仮歯の装着
患者様への日常生活に支障がないように、なるべく来院回数を減らし
治療期間を短縮、さらには仮歯が治療期間中に外れないようにするこ
とは大切なことです。患者様は歯茎を切らないフラップレスで、抜歯
後インプラントを埋入し、即時負荷を行うことでインプラント手術
終了時には、インプラントに土台を入れて仮歯が入っていますので、
はずれることはなく、見た目もある程度回復した状態で帰宅すること
ができます。この続きは治療終了後にお伝えします。
